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発泡ウレタンの固まり方 | 発泡ウレタン(ウレタンフォーム)通販専門店

断熱材、車のエアロ補修やサーフボードの部分補強、発泡剤、バイクのカウルなどFRPの制作、クーラー、DIY、住宅の断熱、隙間の気密、プラスチックなど空洞部への充填、発泡造形、特殊造形、浮力、不沈などの目的でエアータイトフォームを活用するには、硬質ウレタンフォームの缶から出てくる発泡ウレタンの泡が、どのように膨張発泡し、固まるのか前もって知っておくことが重要。


発泡ウレタンスプレーの缶をお探しのお客様は、ご自身がイメージされている発泡ウレタンなのかなどをエアータイト社のホームページで発泡ウレタンの特長や使い方などをチェックしてみてください。お客様で実際に発泡ウレタンを断熱材として使うのか、結露防止で使うのか、特殊造形など発泡造形物で発泡ウレタンを使うのか、発泡ウレタンを車のエアロ補修やエアロ補強、バンパーやリップスポイラーやウイングの補強、バイクのカウルなどFRPの補修や補強で使うのか、型を作って複製やレプリカ作りで硬質ウレタンフォームを活用するのか、スピーカーなどビビリ音の振動対策や防音対策などデッドニングで硬質ウレタンフォームを発泡接着で活用するのか、ヨットやボートの浮力や不沈構造で発泡ウレタンを使ってみるのかなど、具体的にお客様の用途とマッチングをしてみてください。実際に発泡ウレタンを注文するときには、製品の使用量を再確認し、発泡ウレタンを施工する大きさや施工規模に無理がないのか、どれくらい購入すれば良いのか、などを確認してみてください。

エアータイト社が販売しているスプレー缶の発泡ウレタンを注文し、お客様のお手元にウレタンフォームの本体や関連商品が届きましたら、実際の施工を開始する前に、テスト的にまずは箱の中や新聞紙の上などにウレタンフォームの泡を吐出するなどをして、発泡ウレタンがどのように発泡して、どのように硬化するのかという性質や過程、発泡して固まる感覚を理解しておきます。エアータイト社が販売している発泡ウレタンは、ウレタンの原料が液体で出てくるものではなく、ムースの状態で泡がノズルや吐出ガンの先から出てくる現場発泡のウレタンフォームです。既に形ができあがっているブロック状やボード材ではありません。吐出され、自然に固まることで硬質ウレタンフォームになる簡易ハンドタイプのウレタンフォームです。エアゾール式なので難しい専門知識や、大掛かりな機械装置のセッティング、電動工具や電源などは製品の使用過程では必要としません。発泡スプレーの施工をしたい場所に、ウレタンフォームの缶を持ち込んで、好きな場所、好きな形に硬質ウレタンフォームを現場発泡させながら、仕上げることができるタイプです。

缶から吐出されるムース状のウレタンフォームは、ゆっくりと発泡をしながら、大体40分くらいで中まで固まります。施工した相手の材料と自己接着をして、硬質のウレタンフォームになります。エアータイトフォームはハンドリング性がよい商品なので細かな発泡ができ、且つ、丸いところでも、凹凸のところでも、様々な形状、様々な材質の物に対して直接ダイレクトに発泡施工が行えるといった利点のある発泡ウレタンスプレーの缶製品です。硬質ウレタンフォームというものは、ホームセンターや建築材料を販売する建材屋さんなどで販売しているポリスチレンフォームボードと同じような硬質ウレタンフォームボードと呼ばれるものもあります。これらは工場で加工された板状の発泡ボードですので、現場発泡ができるエアータイトフォームとは異なります。硬質ウレタンフォームの種類は、ボード状のものだけでなく、エアータイトフォームのように自分で発泡させて固まらせる現場発泡ウレタンと呼ばれるものがありますので、うまく使い分けすることができます。尚、現場発泡ウレタンとは建築現場のことを指しているのではなく、自分で使おうとしている場所で固まらせることができるという意味となります。

発泡ウレタンスプレーの缶製品のように実際に施工する場所に持ち込んで発泡させることができるウレタンフォームにも、規模によって、いくつかの種類や異なる発泡システムが存在します。エアータイト社が専門に販売しているエアータイトフォームはエアゾール缶のタイプとなりますが、これとは別に工事用として断熱や結露防止など熱絶縁工事業者が車両トラックに大きなドラム缶のウレタン原料を積み込み、専用の吹き付け機械と長いホース類などを建築や建設の現場でセッティングをして施工するタイプがあります。これは発泡させる職人さんが、防護服を着用して広範囲に壁面や天井などへウレタン吹き付けの施工を行う、所謂、工事用のものです。一般の方が使うものではありませんが、個人ユーザーまで使用できるエアゾールのウレタンフォームもこれらと同じような性質を持つ発泡体です。エアゾール型の硬質ウレタンフォームと、機械吹きの硬質ウレタンフォームは吐出方法、原料が硬化するプロセスなどは異なるものの、発泡させて固まると基本的な諸性能はほぼ同等の硬質ウレタンフォームになります。用途は近いので、大規模用、小規模用として使い分けされていることも多く、これらの現場発泡ウレタンを採用する分け方は、主にメリットやデメリットは作業性の違い、コストの違いなどで決定されます。

住宅やマンションなどのウレタン吹き付けで細心の注意をしなくてはならないことは、細かいところの断熱や気密施工の徹底と言われております。業者が用いる大規模用のものでは細かいところへの発泡作業が技術的にできません。断熱材としても結露防止としても、現場発泡ウレタンを施工したり、採用するする場合、大切なことは細かいところの断熱欠損や施工忘れを回避する施工技術ですので、これを徹底しない限り、発泡体の断熱性能が優れていようとも、施工結果では十分な断熱効果が当然に発揮できません。この背景からもエアータイトフォームのウレタンフォーム本体はあらゆるところに施工しやすいスプレー缶式であることからも、大規模の発泡ウレタン吹き付け施工時の補修用としても重宝されています。しかしながら、全くの一緒の発泡体ではないため、気泡の構造や、固まる時間、作業性、硬化プロセス、コストはそれぞれ異なりますので、発泡ウレタンならどれも同じというようにすべてを一緒くたにはできません。使うべきところは施工者が正しく認識したうえで適所に採用することが望ましいです。エアータイトフォームという製品は、硬質ウレタンフォームになるウレタン原料を一つのスプレー缶にまとめた簡易型のものです。1液性、1液型とも呼ぶ湿気硬化型の硬質ウレタンフォームで、エアゾール缶内のウレタン原料は噴出させると同時にムース状の泡となって、後は、自然に固まるのを待つだけという仕組みです。

ウレタンフォームの缶から出てきたウレタン原料は、大気中の水分と常温の環境で、ゆっくとりと反応し、やがて発泡硬化します。吐出されたウレタンフォームは、空気に触れる表面から固まり、1時間ほど経過すると、内部まで固まりが進む硬化プロセスの発泡体です。エアータイトフォームシリーズや発泡充填剤シリーズは、2液、2つの化学原料を自分で調合し、発熱作用で物理的に混ぜ合わせて使うタイプではありません。この2液性、2液型と呼ばれるタイプの硬質ウレタンフォームではないので、プロからビギナーの方まで安心してお使いいただけます。エアゾール缶式であることからも、特別な技術、混合調合の手間、機械装置の電圧管理など専門的な知識も必要としません。電気コードや大掛かりにホースを配ったりなどの機器装置をセッティングするような段取りも必要ありません。必要に合わせて簡単に養生をしておくだけで、あとは、エアータイトフォームが1缶あれば迅速にウレタンフォームを使った作業を開始できます。

しかしながら、発泡して固まるという性質そのものは、一般のお客様にとって日常生活ではあまり見かけることのない特性と言えます。発泡ウレタンの吐出操作がはじめてのお客様は、この商品は珍しい性質であるということだけは前もって理解しておく必要があります。決して、発泡ウレタンスプレーは簡単とは言い切れないのが実態です。今般では、スプレー缶の発泡ウレタンを販売する一部の業者が、発泡ウレタンは簡単などとカタログなどで謳い販売しているケースがありますが、ビギナーのお客様がこれを鵜呑みにしてしまい、お客様側で闇雲に使用開始してしまい、使用や施工を失敗するケースがあります。発泡ウレタンスプレーを使った施工の失敗が絶えないのは、今も昔も、売り手側である販売メーカーの知識不足が影響しているためです。カタログには良いことばかり沢山書かれているものや、問い合わせてもしっかりと用途応対ができるようなメーカー販売員は全国でも非常に数少ないです。発泡ウレタンのスプレー缶という製品は、幾つかの注意点だけしっかりと理解しておけば、取扱い自体は決して難しくはありません。しかし、上手く固まらせる方法、上手く接着させる方法などは、施工箇所、施工形状、材質の違いなど、お客様の具体的な使途によってアドバイスできる内容が異なってきます。長年のスプレー缶式発泡ウレタンの供給経験を軸にしましても、お客様の全てをカバーできるような絶対的な方法論は未だ見つかっておりません。このために、エアータイト社ではエンドユーザーのお客様に前もって知っておいて欲しい幾つかのポイント、ノウハウを徹底的に解説するようにしています。

是非、発泡ウレタンを使用するのがはじめてのお客様はエアータイト公式ページをうまく参考にしてみてください。それでも、何となく分かりにくいところや、読んだり見たりしても説明が理解できない、ということもあろうかと思いますので、ぜひ、ご自身で発泡ウレタンを使うチャレンジをしていただければと思います。株式会社エアータイトでは、エアータイト公式直販サイト、エアータイトAmazon支店、エアータイトYahooショッピング支店、エアータイトヤフオク支店でも、1本から全国通販の応対をしています。吐出ガンの修理、部品提供まで一貫し、エアータイト社はSPA業態を採用し、個人ユーザーまでの販売を統合してサポートしています。発泡ウレタンのスプレー缶にご興味あるお客様は、実際に本品を触りながらお試し頂くことで色々と工夫活用を挑戦してみては如何でしょう。聞くよりも、見るよりも、自分で試すことはとても大事なことです。




発泡ウレタンをどのようなところに使おうとされているのかお知らせください。スプレー缶の発泡ウレタンは実際にウレタンフォームを施工する用途と施工するサイズによってアドバイスできる内容が異なります。入れすぎには注意をして施工する前に水霧吹きをしておくなど、吐出後の発泡を助けながら穴からの注入充填なども可能となります。(硬化プロセス)

缶から出てきたウレタンフォームは10分前後で、泡の表面から固まり始めます。常温環境での内部の硬化時間目安は、発泡させ固まらせるサイズが縦横30ミリ程の大きさなら、約40分で内部まで固まりが進みます。まだ、完全硬化ではないですがウレタンフォームをカッターナイフなどでカットすることができるようになります。スプレー缶の1液性硬質ウレタンフォームは湿気硬化型のウレタンフォームなので、缶からウレタンフォームの泡を出し、材料に塗布したり、隙間などに充填した後は、固まるのを待つだけで大丈夫ですが、発泡ウレタンを接着させる対象の材質がビニル面であったり、仕上げるウレタン厚みが50ミリを超えるような場合や、大きな箱やパイプのような内部に発泡ウレタンを充満させる場合には、発泡硬化を助けてあげる必要があり、ウレタンフォームを吐出する前に水霧吹きを対象面や、出した直後のウレタンフォームの表面に施し、内部まで綺麗に固まるように発泡硬化を助けるようにして使います。そうすることにより、大きなサイズでも硬化したときの荒密を防ぐことができます。

発泡ウレタンスプレーの缶から出てくるウレタンは水のような液体ではありません。モコモコの泡でムース状態で出てきます。塗布したウレタンフォームを吐出直後にヘラなどで泡を潰して慣らすとベタベタになってしまうため正常な硬化体にはなりません。吐出した泡には触れずに固まるのを待ちます。固まる前にウレタンフォームの泡を潰してしまうと小さな一つ一つの泡が破泡してしまい、気泡が抜け、その後はあまり膨らまずに固まります。抵抗なく自由に発泡させた平常時よりも、気泡を潰したことで高密度で硬く固まり、本来あるべき基本物性のバランスはやや乱れます。通常の使い方としてはウレタンフォームの泡を吐出したら、なるべく、固まるまで触れない様にして硬質ウレタンフォームになるのを待ちます。 はじめてのお客様は解説内容を参考にしていただき、エアータイトフォームが届いたら、まずは、新聞紙の上や空き箱の中で試し出しを行ってみてください。固まるまでのウレタンフォームは粘着性がありますので、発泡テストの時も衣類や周囲を汚さない様に注意しながら作業を開始してください。




発泡ウレタンスプレー缶という製品は硬質ウレタンフォームの原液が液体で出てくるものではありません。ムースの泡状態で吐出される製品です。モコモコとしたムース状態の吐出なので水のように流れ落ちることはありません。施工面に泡が食いつく感じで、壁などの平面への施工でもゆっくりとクリームを塗るような感じで塗布施工できます。

エアータイトフォームの缶から出てくるウレタンフォームの原液はストローノズル吐出時も専用ガンを使った吐出時も、水のような液体で出てくる製品ではありません。塗料のような霧状噴霧のパターンでもありません。ウレタンフォームになる原液は生クリームのようなムースの状態で出てきます。勢いの強弱はノズルの倒し加減や引き金の引き具合で調整できます。製品の缶ラベルにも操作方法や注意事項が記載されていますので、ご使用の際には参考にしてお使いください。

発泡ウレタンのスプレー缶という商品は、整髪ムース、髭剃りシェービングムースの泡の出方と大変似ています。吐出パターンは塗料のスプレー缶や芳香剤スプレーのような細かな霧状での噴出ではありません。ウレタンフォームになる泡が、棒状でクリーミーな感じでの噴出です。液体で出てくるものでもありませんので、盛り付けたり、埋めたりもしやすい性質です。ウレタンフォームを出してから数分経過すると、泡の表面が徐々に粘性が高くなり、触れるとあわあわではなく糸を引くようにネバネバ感がでてきます。更に時間が経つと、泡の表面に膜を形成するようになり、内部まで硬化、乾燥していきます。一時間ほど経過すると徐々に内部まで固まりが進み、カッターナイフで切れる状態となり、24時間ほど経過すると全体的な気泡が安定してきます。

内部が固まった段階でカッターナイフでの加工切断ができるようになりますが、発泡体の表面に造形や加工をする用途の場合には固まってから数日以上などとできるだけ長く放置してからの方が形状が安定します。また、ウレタンフォームを穴からの注入方法ではなく、深さが浅い目地や隙間表面、面に塗布する場合には、施工する相手面と液吐出口となるノズルやガン先端をピッタリとくっ付けて出さずに、10ミリくらい間隔を離して吐出すると、噴出した時の勢いを落ち着かせることができます。面に近づけて強く泡を出すと、その勢いで泡が跳ね返ったりなど暴れることもあり、固まった時に接着面のぬれが悪くなることがあります。均一な勢い、スピード、塗布量を心がけることで、発泡した後のサイズムラは少なくなり、ロスも少なく綺麗に仕上げることができます。上記の通り、硬質ウレタンフォームが施工した材料とうまくくっ付かないというケースでは、吐出した最初の段階で相手面に上手くくっ付いていないことが大半です。



大きめの箱の中にウレタンフォームを充満させて箱の内部で発泡硬化させるような感じで使う場合には、入れたウレタンフォームが発泡する際に逃げることができる逃がし穴が必要になることがあります。パイプ形状など片方、奥側が行き止まりの場合にも発泡の抵抗となり、発泡ウレタンの泡が流動しにくくなることがあります。工夫と注意をしましょう。

スプレー缶の発泡ウレタンは発泡してから固まる材料です。箱の中など面に囲まれたところに発泡硬化させる場合には、注入する穴とは別に余分なウレタンフォームや発泡ガスを逃がせることができる出ガスの穴も何か所か作っておきます。特に目地などの隙間ではなく、箱形状への発泡時は角や隅のところに泡が行き渡りにくいので、隅のところに逃がし穴を設けるとうまく隅々まで発泡流動できるので参考にしてください。

ウレタンフォームを充填で施工するとき、まず第一に、仕上げる大きさによって考えるべき施工方法、要領が異なることを理解しておきましょう。100パーセント充填しようとするとうまくいかないことも多いので、9割くらいの充填率計画がポイントでもあります。特に、充填する距離が1メートルを超えるくらい長くて、且つ、奥側が極端に密閉されたところでは、奥側に逃げ穴を設けないと、手前からでは奥の方に発泡流動しないことがあります。ただし、本品はゆっくり固まる湿気硬化型です。急速に高発泡するタイプではないので、うまく充填の計画をすれば、手前で急いで固まってしまいパンクするような発泡はありません。1時間ほどかけてジワジワと発泡して硬化するウレタンフォームなので、充填を開始して直ぐに手前で硬化して詰まることはないのですが、1メートルを超えるような長いパイプの中、くねくねしたパイプの中、異物があるようなパイプの中などに向けてウレタンフォームを一気に充填注入し続けると、泡を入れている段階で入口付近にフォームが戻ってくることもあります。フォームが固まったことによる泡での出戻りではないのですが、勢いが強すぎると奥側に行きにくいことがあります。一気に強めの入れすぎには特に注意しましょう。

ウレタンフォームを充填した後、固まれば、はみ出て硬化したところカッターナイフで切断除去することが可能です。充填の作業中に、ウレタンフォームの泡がはみ出てきても拭き取ったりはせず、自然に溢れるのを待ち、発泡が落ち着くのを待つ方がベターです。多くのユーザー様が失敗する原因の一つとして、水霧吹きをルール通りに行っていないことがあります。一面接着の自由発泡時は水霧吹きは必要ありません。ただし、厚塗りするときは水霧吹きをするようにします。二面接着以上の圧密発泡自はできるだけ水霧吹きをしてから充填を開始するようにしてください。水霧吹きする量はビショビショにするほど多量に行う必要はありません。ほんの少しだけ水滴が付くレベルで十分です。尚、水たまりのような感じで水を与えすぎると硬化後の気泡安定時期が遅れ、完全硬化時期が長くなります。収縮率にも影響ができこともあるので、難しいことではありませんが水霧吹きは程よくが肝心です。例えば、箱の中に充填する場合は、前もって内部を水霧吹きで湿らせておくと空気に触れにくいところまでスムーズに固まります。逃げ穴の必要性は、施工するサイズが大きくなるほど余分な発泡圧を内部に溜めないよう、圧を逃がすような対策をするためです。パイプ形状で片方の奥が行き止まりのような箇所の場合には、水霧吹き、入り口からは充填開始せず、別売の延長ノズルなどをウレタン本体に接続し、パイプの中心や、パイプの奥の方からショット開始するような計画が望ましいこともあります。




スプレー缶のウレタンフォームから出てくる泡は、吐出した直後の大きさから固まるまでに見た目で2倍程度の大きさに発泡します。吐出しておくべきウレタンフォームの量は、約2倍に膨れることを想定し、目的厚みの半分くらいを目安にしてウレタンの吐出施工をしておけば大丈夫。固まった後はカッターナイフで削ることもできます。

エアータイトフォームの缶から出てくるウレタン原液は、出てきたままの等倍発泡で硬化するものではなく、固まるまでに約2倍の大きさに膨らむフォームです。イメージ的には仕上がりが10センチにしたければ5センチほど泡を出すという意味です。正確には発泡するのは全体の体積なので、お団子状で吐出した場合には見た感じで1.5倍前後に膨れると思ってください。吐出すべき量は目的の半分よりも少な目がよいです。余分に発泡したところは硬化後にカッターナイフで加工切断することができます。

発泡ウレタンスプレー缶の硬質ウレタンフォームを吐出した後の発泡具合は、抵抗なく自然に自由発泡させた場合と、箱の中などに充填した圧密発泡の場合とで発泡する大きさや発泡の仕方が少し異なります。また、発泡具合は、作業する環境の温度や湿度、対象面の温度によっても変化がでます。それでも、大凡、2倍の大きさになると思って間違いはないですが、ここで言う2倍とは、吐出した直後の泡サイズを基準としています。スプレー缶の発泡ウレタンはエアゾール品ですので原料は加圧されており、発泡倍率の表現は缶の容量である750ミリリットルや500ミリリットルなど缶の大きさを基準とした倍率表現は正しくありません。1缶で50リットルになると言っても、750ミリリットルが66倍に発泡したというような倍率は誤解があり、吐出したものは66倍に膨れるのではなくて、単純に体積で2倍の大きさになって固まるという意味です。仕上げる目的厚みの、半分より若干少なめを塗布量の基本と考えると上手く施工することができます。

ビギナーの方にありがちな失敗でもありますが、空間や空洞などに、発泡しても大丈夫だろうと安易にウレタンフォームの原液が溢れるくらい満タンまで一気にフォームを充填してしまうユーザー様がおられますが、無理な過充填は発泡硬化中に予想していた以上に無理な発泡圧が施工部位の周囲などに加わる可能性が高くなります。発泡圧は、空間の体積以上にウレタンフォームを充満しなければ差ほど心配する必要はありませんが、入れすぎれば当然に施工物の変形リスクが高まります。特に5面や6面をもつ箱形状のところにウレタンフォームを注入作業する場合には、発泡変形を防ぐため、できる限り、充填する作業を何回に分け、一度目の泡が固まった後、発泡量が足りなければ再充填を行う要領で施工します。作業時間の兼ね合いで、重ね塗りで固まるのを待てない場合には、最初に吐出したフォームの上に水霧吹きをしてからウレタンフォームの重ね塗りを続ける、といった方法で発泡を助けながら作業をするようにします。ルールを守らないと、上手く固まらなかったり、上手く発泡硬化しなかったり、硬化内部の気泡形状が不安定になります。




側面や天井面など泡が垂れ落ちやすいところにウレタンフォームを施工するときの発泡テクニックは、吐出する泡の間隔をあけて施工することです。泡が一塊になって泡自体の重さによる垂れ落ち防止のためにも、ウレタンフォームを吐出するときは、分厚くせずに、一塊も大きくはせず、小間的な感じで発泡ウレタンの施工を進めていくと良いです。

泡の性質として湿気硬化型でゆっくりと発泡硬化していく原料ですので、泡が垂れ落ちやすいところへの施工は難しいです。しなしながら、液体ではなく、クリーミーなムース状でのウレタン吐出なので少量を何回か吐出していくことにより、側面や上面でも泡が最初に食いつけば接着施工に問題はありません。下から上に向ける天井面の施工時は固まる前にフォームが落ちてくる可能性もあり、施工は100パーセント無理では無いものの、十分なテクニック、養生、自身を守る作業服やヘルメットが必須となります。

発泡ウレタンスプレー缶を施工する際に難しいところと言える難関技は、まさに天井付近への施工です。できないことではないですが、天井付近への施工はウレタンの缶本体の長さが邪魔になることもあり、缶の向きなども工夫しなくてはいけません。お勧めなのは缶が短いMサイズを使用して、更に、別売の延長ノズルをつないで写真やイラストのように、少し遠隔をした吐出操作でゆっくりと面に塗りつけるようにして施工します。ただし、広範囲への施工は非常に困難と手間がかかります。

無理に施工せず、板状の断熱材を貼ったりして、エアータイトフォームを併用しながら施工する方が容易かも知れません。どうしても垂れやすいところに施工する場合には、発泡ウレタンを塗布する厚みを薄くし、吐出した泡を一塊りで大きくならないようにし、ウレタンフォームを塗布する間隔も川の字のように数センチくらい離して施工していくと、最終的に面状態に仕上げていくとうまく施工できます。一気に作業をせずに、時間を空け、数回の作業を繰り返す要領で、隙間なく仕上げていく方法もあります。ただし、高所や天井付近の施工は、足場が不安定だったり、首を上に向けての労力、手を挙げながら操作するなど、吐出すべき量が不安定になりやすいので、やはり、広範囲の面に向けた発泡ウレタンスプレー缶の施工はお勧めではありません。広い面積の天井を施工する場合には、ウレタン吹き付けの専門業者に依頼することを推奨しております。




現場発泡の硬質ウレタンフォームならではの表面層に着目。固まったときに形成されスキン層となる表皮の部分は内部の気泡を守ってくれる役割を持ち合わせます。表皮はなるべく残しておく方が物性上の観点に於いて安定するので良いです。現場発泡のウレタンフォームはカットすると断面はザラザラになりますがカットしない表皮はきめの細かい膜でツルツルとしています。

いくつかあるプラスチック系断熱材の中で、唯一、現場発泡ができるのが硬質発泡ウレタンと言えます。また、硬質ウレタンフォームと呼ばれる材料には現場で使う発泡品だけでなく、工場で作られたボード状やブロック状の硬質ウレタンフォームも存在します。工場で成形された発泡ウレタンの使われ方は発泡スチロールやポリスチレンフォームと大変似ています。性能面や加工性、外観も似ていますが耐薬品性は異なります。

住宅用の断熱材で板状などのボード、ブロック状に成形された硬質ウレタンフォームも、エアータイトフォームのような現場発泡で使う硬質ウレタンフォームも、固まった発泡体としての基本特性は硬質ウレタンフォームとして、ほぼ、同等。同じような特質と特長を持つ発泡体です。現場発泡で使う硬質ウレタンフォームの場合には硬化体の表面に薄い表皮が形成され、触るとツルツルしますが、ブロック状やボード状の硬質ウレタンフォームは工場でプレスされたり綺麗にカットされていますので、表皮層はありません。現場発泡品の性能としては、硬化体内部は無数の独立気泡構造であることからも、ウレタン表面層をカットしたからと言って内部まで何かしらの悪影響がでるといった心配は基本的にはございません。しかしながら、現場発泡品の特長、本来あるべき活用技術としても、なるべくこの表皮は残しておきたいところでもあります。尚、対象面と接着した面に表皮はできません。あくまで、吐出してから硬化するときに空気に触れている面だけに形成される表皮層となります。

スプレー缶の発泡ウレタンを造形などの硬質ウレタンフォームで使う場合には内部が固まった後に、表面を削ったり、カットしたり、ペイントをする場合も多いと言えます。加工できる時間帯について、吐出して約60分ほどの経過で内部硬化時間となるのですが、あくまで、内部が固まったと言う状態のことであり、単にカットすることができるといった状態です。切ったり、何かしらの加工を必要とする場合には、内部硬化時間を意識するのではなく、完全硬化が始まる24時間以上経過後より約三週間ほどの放置期間を目安とします。硬化後の放置期間は、長ければ長いほど発泡体全体の気泡形状が安定することになります。硬化間近、いわゆる半生状態でカットをしたり、完全硬化直後にすぐ加工したものは、カットしたり、薬剤を塗ったりした後に、硬化形状が収縮変形するリスクが高まります。




固まると接着する自己接着性の硬質ウレタンフォームです。高度な接着剤としても有名なウレタン樹脂なので、いろいろな素材に接着させることができ、発泡ウレタンの施工時は他の接着剤やタッカーや止め具なども必要としません。現場発泡ウレタンフォームは施工したい面に、一発で、ダイレクト発泡施工ができるのもポイントと言えます。

発泡ウレタンで隙間を塞ぐ方法は目に見えるところだけでなく、隙間内部まで埋め尽くされるのが魅力と言えます。隙間や継ぎ目の表面だけをテープで誤魔化す感じではないので安定感が違います。ジョイント内部まで発泡ウレタンで埋めつくすことで、断熱で使う場合には連続断熱化が可能となり、全体をすっぽりと覆うような完全な断熱材施工が可能となり、無駄だった隙間が機能性のある隙間になります。

硬質ウレタンフォームやポリスチレンフォームなどボード状である高性能断熱材を建築の現場などで施工する際、切ったり、貼ったり、嵌め込んだりするので、サイズ合わせが気になります。サイズ合わせはとても重要なことで、断熱材と断熱材や断熱材と木材など繋ぎ目の隙間も、当然、放っておくと断熱気密の手抜きとなります。そのまま仕上げてしまい、石膏ボードなどの壁材を目隠しのように施工しても、壁の中などで断熱性能が低下している部位を発生させてしまいます。断熱材が厚いとか薄いとかのレベルではなく、施工漏れですので、湿気の多い時期などに結露発生によるカビや腐れなどの原因となることもあります。断熱材は、力技で誤魔化すようにピッタリとくっつけても、接合面が平らではなかったり、少しでも凹凸があると、すきま風が通ってしまいます。折角の高性能断熱材も、ドアが少しあいている冷蔵庫のような感じとなってしまい、省エネではなくなります。

ウレタン樹脂の発泡体であるエアータイトフォームは、発泡性がある接着剤でもあり、目に見える表面だけのシール効果だけでなく、凹凸部や丸いところでも発泡する特長によって、材料の継ぎ目内部や空洞まで、安定した連続断熱の施工計画が可能とします。過剰な断熱は不要かもしれませんが、少しの気配りで大きな安心施工につながり、施工自体も複雑ではなく、一発で行えます。断熱材の施工部分が複雑な形状だったり、細かい部分であっても、気密テープや粘着テープで表面気密だけで蓋をするように誤魔化することなく、不安も低減、継ぎ目の内側もその周囲と同じ断熱性能を保ちながら、気密化だけでなく、断熱の対策まで徹底することができます。




熱伝導率が高くて熱を伝えやすい鉄などのヒートブリッジ熱橋の結露防止効果も発泡ウレタンは効果を発揮します。これは断熱性能だけでなく接着性能を併せ持ち合わせていることによる効果です。断熱だけではありませんので、スプレー缶のウレタンフォームを使った凍結防止や結露防止の対策で、いろいろな施工物、いろいろな形状で幅広く活用できます。

エアータイトフォームの原料は接着能力の高いウレタン樹脂です。発泡するので丸くても大丈夫です。木と鉄、発泡体とコンクリート同士などと、異種の素材同士で使えます。発泡性のある接着剤という観点では、なななか、ありそうで存在しない特徴とも言えます。

発泡ウレタンならば、四角い材料と丸い材料、ギザギザと平らなど、異形同士の箇所でも万能に隙間埋めができます。入り口が瓢箪のように狭く、奥が広がっている箇所でも充填することが可能です。また、発泡ウレタンスプレー缶の硬質ウレタンフォームは十分な断熱性能を持っています。充填材として使っても、断熱材の中でもトップクラスの断熱効果があると言っても決して過言ではありません。熱を通しやすいような熱橋となってしまうヒートブリッジなど熱を伝えやすい材料自体が周囲の熱を伝え呼び込んでしまって、その付近など、結露発生や周囲にカビ腐れなどの問題を引き起こすことがありますが、このようなところにも発泡充填は大変有効。

断熱性能と接着性能を同時に持ち併せていることで効果を実現し、目に見えない用途ではありますが、熱橋保護にも製品の使用が進んでいます。お分かりの通り、材料の温度変化は目に見えません。実際に結露やカビなどクレームの問題が起きてから、施工時の問題点に気がつくことがあるものです。施工する時に、誤魔化してしまうと、施工物、大事な物がやがて腐ったりなどと耐久化にも問題が生じることもあり、長寿化の対策としては、高価な材料を使うということではなく、丁寧で、親切な事前対策が肝心であるとも考えます。




スプレー缶の発泡ウレタンならば、発泡流動性を活用して瓢箪のように入り口がせまいところでも奥側まで発泡充満することができます。体積を計算するなどして計画的に充填することにより、目に見えないところ、手が入らないところでもウレタンフォームが奥の方でどんどん膨らんで固まります。しかも、2液性のように発熱しないので材料を傷めずに安心です。

エアータイトフォームの液の出方は、ムース状でありながら、後に発泡して固まるので奥が続くようなところの入り口付近だけを施工するというような使い方もできます。

発泡ウレタンのスプレー缶は、最初だけ少し勢いを強めに泡を出し、施工物の内面と泡が接触すれば、そこを起点とし、うまく充填硬化が進みます。液体ではなく、ムース状態で塗布されることから、隙間ではなく空洞の部分でも充填材としても使えます。少し幅のある空洞箇所であっても、ソフトクリームを作るような要領でクネクネと上面と下面など泡を出した最初の段階で、うまく泡が面と接するようにすれば、噴出を続けても泡は奥側にあまり進まずに手前だけ発泡させる施工テクニックもあります。また、入口付近だけでなく、入口が狭くて奥が拡がっているような瓢箪形状のところでも充填発泡が簡素にできます。




スプレー缶の発泡ウレタンは霧状の噴射はできません。缶の容量的にも小規模施工向けの製品となります。反面、ハンドリング性が良いので臨機応変にコンパクトな施工ができますので、スプレー缶の発泡ウレタンを活用した壁面への断熱防音などの発泡施工は、手軽に泡の塗りつけ方法で施工可能。周囲にもウレタンフォームが飛び散らないので、スポット的に素早く作業ができます。

湿気硬化型の発泡ウレタンは硬化時間がゆっくりなので、焦って作業する必要はありません。ただし、垂れてくる可能性があるので、天井面などの広い面への施工はお勧めできません。

広い壁面へのウレタン施工は、100パーセント不可能ということではありませんが、施工している最中に固まる前に泡の重さでダレ落ちてくる可能性が高いので、発泡ロスも多く注意が必要です。天井面施工時の工夫としては、薄く塗る、フォーム同士を離して施工するなど、一塊りを大きくしない、2度塗り、3度塗り施工などのテクニックが求められます。尚、壁面や床面ならば、泡を塗る、敷き詰める感じでどんどん面状態に容易にゆっくりと仕上げることが可能で、スプレー噴射ではないので大掛かりな養生も必要なく、割とコンパクトにスポット施工することができます。敷き詰めてフォームを吐出する場合にも約2倍に発泡することを想定し、少し薄目に、少し細めに、フォームを塗布し、発泡後に足りないところをもう一度重ね塗りする方がスムーズと言えます。




発泡ウレタンスプレー缶の吐出勢いを駆使した発泡テクニックを身に着けると、更に、高度な発泡ウレタン施工ができるようになり、用途が広がります。硬化体のことだけでなく、硬化プロセス、吐出パターンを学んでおけば、手前から発泡させるべきか、奥側から発泡させるべきか、泡を落とし込むべきかなど、様々な使い方で発泡施工を成功できます。

発泡ウレタンを数メートル上部から下に向けて泡を落とし込むような充填施工は、隙間の幅が100ミリ未満などの狭い場合に、泡の重さで下方に真っ直ぐ落とし込んで施工するのは至難の技。発泡ウレタンが下に落ちる途中で泡が側面に触れて、下の方まで泡が届かない可能性があります。それであっても、どんどんフォームを噴出し続ければ奥の方に発泡流動はできますが、前もって湿気を与えておくなどの条件を整えないと、スムーズに発泡固化ができません。また、パイプなどで片方の奥が行き止まりの場合には奥側の壁が発泡抵抗となり完全に奥側に流動させることは難しいです。この場合には条件として出ガスの逃げ穴が奥側にほしいところです。角となる入隅など部分的であれば、天井面への施工可能です。しかしながら、簡易発泡ウレタンでは天井部の全面施工は非常に困難であり、自身では施工計画でずに、ウレタン吹き付け専門業者に施工依頼すべきが基本となっています。理由としましては、湿気硬化型でゆっくりと固まる性質によって、どうしても硬化する前に泡が垂れ落ちてくる可能性が高いためです。固まってしまえばフォーム自身の重さで落ちてくることはまずありません。壁面、側面などで少量を部分的に施工したい場合には、泡を盛ったり、塗りつけていく方法で面仕上げを行う方が施工は意外と楽であり、且つ、厚みも綺麗に仕上げやすいです。丸い筒や柱などの周りに泡をぐるっと塗りつけるような使い方も自在です。




缶スプレーの発泡ウレタン硬化体の固さは、スポンジのようには柔らかくはありません。発泡スチロールにやや似ており、独立気泡の発泡体です。100倍などの高発泡する発泡ウレタンよりも、しっかりとした強度があり、やや、押し潰れにくいものですが、木材のようにカチコチでもありません。食パンとフランスパンの中間の硬さがイメージです。

エアータイトフォームが販売している発泡ウレタンは、硬質のウレタンフォームです。近年、住宅では省エネ施工で必須とされる業者施工による気密断熱吹き付け施工で使われる100倍発泡などのウレタン吹き付け品と性能も似ていますが、硬質発泡ウレタンはスポンジのようにフワフワで手で千切りやすいタイプではありません。これら大きくと比べると、発泡スチロールの硬さと近い触感となります。ただし、硬質と言われても鉄や石や木材のような硬さのものではありません。

硬質発泡ウレタンと名前が似ている発泡スチロールは割と身近な材料と言えます。発泡スチロールとは多くの方がご存知の通りでビーズのような粒粒の固まりです。硬質発泡ウレタンの発泡体は粒粒のビーズではありません。見た目は似ておりますが発泡スチロールとは原材料も樹脂構造も異なります。硬質発泡ウレタンは粒の集まりではなくて、石鹸やビールのような細かく小さな泡の集まりが固まったものです。発泡スチロールと発泡ウレタンを実際にそれぞれ触ってみると、指で押した硬さなどはとても似ています。性能も似ています。

しかしながら実際に削ったりしてみると、発泡スチロールよりも硬質発泡ウレタンの方がカッターナイフやノコギリで加工など切断し易いなどと加工性が良いかも知れません。原料の違いからも、発泡スチロールに比べて硬質発泡ウレタンは耐薬品性に優れているなどの特徴もあります。尚、発泡スチロールの親戚ともいえるポリスチレンフォームはさらに硬質ウレタンであるポリウレタンフォームと似た特性があります。

硬質と言っても石や鉄や木材のような硬さではない。硬化体の表面を親指で強く押すと、少しだけ跡が付く感じに凹む。握りこぶしで強くたたいても、差ほど手は痛くはない硬さ。発泡スチロールの固さにやや似ている。少し、弾力がある感じで、スポンジみたいや綿のようにグシュっと潰れる感じではない。硬化体全体が小さな気泡の集まりなので、針や刃などの鋭利なものに対しては削れやすく脆いと言える。爪でひっかく削れる感じ。

硬化体はネジを指で差し回せて食いつく。一般的な長さ30ミリらいのビスで大体630グラムくらいまで耐えそうな感じ。ペンチで引っ張ったら抜ける。人の指の強い力で抜こうとすれば引き抜けるといった感じ。硬化体に紙が付いた状態の場合はネジを差し回したときは意外に強く噛んでいる。ただ、数回、ビスを回し戻すと、穴に遊びができ、硬化体がボソボソになる。再度その穴を使う場合はビスにエアータイトフォームを発泡接着剤のように少し塗って、ビスを締めれば数時間後にはかなり強固になっている。

画像の硬化体は幅40ミリ、高さ40ミリ、長さ600ミリの棒状サイズに作ったもの。これを手でゆっくりと曲げてみると、角度は40度から45度くらいまで撓りながらどうにか曲がる。クセが多少残るが元に戻せる感じ。角度を強く45度以上に曲げると硬化体に折れる部分に亀裂が入り、やがれザックリと折れ切れる。イメージは堅すぎず、柔らかすぎずの感じです。




エアータイトフォームは施工できるサイズに制限はありませんが、一回の吐出厚みは5センチ前後までの大きさが最適です。これ以上の厚さや量を一気に出し固める場合には事前に水霧吹きをしながら発泡硬化させて使います。重ね塗りをしながら厚みを増したり、肉付けをするように造形発泡させていくことも自由自在です。

湿気硬化型ですので水霧吹きをするなどで厚みは重ね塗りをしながらどんどん大きく仕上げることができます。一度の塗布で100ミリ以上など厚めに仕上げるときは、施工する面と、塗布した泡にも少しだけ水霧吹きするなどして発泡形成を助けるようにすると上手く固まります。エアータイトフォームは一度目の吐出で泡が固まった後、もう一度、重ね塗りをしていくような使い方でも発泡体は分離しないので可能な施工法です。多量に出したいときは使用途中で数秒ほど缶を休ませて振ったりして、缶内の圧力を整えてあげることも無駄なく最後まで使うコツとなります。簡易発泡ウレタンの施工は個人差を考えましても差ほど難しいものではありませんが癖があります。恐らく、決して身近ではない発泡して固まる材料ですので、お買い求め後に施工している最中、なかなか発泡しないな、いつまで発泡するのだろう、などの不安はつきものです。急速には膨らまないので焦りは少ないと思いますが、後からジワジワと膨らんできるので、大体の施工イメージは前もって整えておきましょう。半分を目安に計画的に充填しておかないと、後からいっぱい溢れ出てくることもありますのでご注意ください。




1液性硬質ウレタンは湿気と常温で固まる硬質ウレタンフォームです。吐出した泡に数回の水霧吹きをするノウハウによって、どんなところでも、密閉に近い空洞でも、どんどん大きく発泡させて仕上げることもできます。 重ね塗りもできます。充填が目的で、且つ、細かい施工ならば、値段の高い2液性の硬質ウレタンを使う必要は全くありません。

6面の箱形状の中、サンドイッチ状の空間などに充填したい場合で、一つの注入穴から上手に泡を流動できる規模は縦横など約300ミリサイズの発泡拡がりを限界と考えましょう。スプレー缶式の発泡ウレタンは、大体、厚みは30ミリくらいが最適と言いますか、施工難易度は高くありません。ただし、サンドイッチ状態での施工時は厚みだけでなく、横行も考慮しなくてはいけません。一つの穴からは厚み30ミリで、縦方向300ミリ、横方向300ミリくらいまでは簡素に施工できます。これ以上の充填規模の場合には、注入穴数を増やしたり、充填する作業も一発ではなく、数回や数日に分け、水霧吹きも充填休憩で途中数回行うなどで発泡を助けるようにして使います。上部が開いている5面の箱ならば底部に敷き詰めるように上から徐々に充填して満タンになるように容易に施工できますが、6面の四角い箱となると角の四隅は空気溜まりができやすいこともあり、四隅に注入穴を兼ねた出ガス穴を設置するとよいです。内部に水霧吹きをしっかりと行い、ノズルを奥に差し込んで箱の中心部から発泡が四方にスタートするような充填計画が望ましいです。




発泡ウレタンスプレー缶の中身を全部出し切ったとき、1缶あたりでウレタンフォームはどれくらいの大きさになるのか前もって知っておきましょう。2倍に発泡すると言っても缶サイズの2倍サイズになるという意味ではありません。Mサイズならば1缶で25リットル、Lサイズならば1缶で50リットルくらいの硬質ウレタンフォームになります。

発泡ウレタンスプレーのエアータイトフォームは、Lサイズの750ml缶は1缶で約50リットルのウレタン硬化体になります。Mサイズの500ml缶は1缶で約25リットル程度の発泡量です。発泡ウレタンのスプレー缶は500ml缶でも当社製品のように缶への原料充填率を高めているもの、缶の中に原料が少ししか入っていないものがあります。缶サイズは同じでも25リットルくらいになりますが、他社品では15リットルくらいしか使えないものもあります。1缶いくらで考えると損することもあるのでご注意ください。缶の大きさと、できあがる量を基準として発泡倍率を計算すると、出来量が50リットル体積ですので、750ml缶は約66倍発泡という表現もできますが、この表現での倍率は間違っています。説明の通り、原料は噴射ガスと一緒に加圧された状態でエアゾール化されているので、吐出した原料が66倍に発泡するという表現は間違えです。はじめてのお客様はご自身の発泡イメージを間違えないようにしてください。見た目で66倍には発泡しません。塗布後の泡を見て、固まったときにこの2倍サイズに膨らむものです。缶の中の原料はドロドロのゲル状で噴射ガスなどが混合物となっていて混ざり合って出てきます。このため、出てくるのは水の様な液体ではなくクリーム状態となります。  




2液性硬質発泡ウレタンの2次発泡と言う現象があります。完全に正常に固まった後にもう一度発泡するという意味ではないです。名前の通り、2つの液を混ぜて使うのですが、まず、なかなか正常と言えるフォームには仕上がりにくいです。2液のバランスを崩したまま施工してしまうと、ベトベト、パサパサのままになったり、蒸発したかのようになったり要注意。

2液性の現場発泡の硬質ウレタン施工には、2次発泡亀裂といわれる現象があります。一度固まったものが、もう一度発泡する意味ではありません。2液性の硬質ウレタンは、原料配合や温度管理やルールに基づいて規定される薄い施工厚さの場合には、硬化後に亀裂は発生することが少ないのですが、誤って20ミリを超えるような厚塗りを一気にしてしまうと、発熱作用による硬化故に、硬化体に亀裂発生が稀にですが起こります。このの現象とは別に、2液のバランス不良で施工してしまい、未硬化の液が時間経過後に硬化するときに起こる2次的な発泡もあります。A液、B液と呼ばれる2つの原液の混合バランスを崩していることに気が付かず、処方不具合による施工上のミスとなりますが、一旦、正常にしっかりと発泡して固まったものがもう一度発泡することではありません。

2液性の硬質ウレタンは吹き付け施工時に施工サイズを大きくすると瞬間的に100度近く高熱になるようなことも珍しくありません。一度目に吹き付けた泡が完全に硬化や定着をしないうちに直ぐに重ね吹きをすると、重ね塗りをした泡が最初に吹き付けた泡の発泡放熱を妨げてしまい、一度目に吹いた発泡ウレタンの発泡生成ガス、熱や膨らみ自体が行き場を失い、硬化体にひび割れ亀裂を後に起こすというような施工失敗となります。1液性のタイプに関してもこれに似たような現象は例外ではなく、液を必要以上に入れすぎたり、水霧吹きをせず一気に30ミリを超える厚塗りをしてしまうと、未反応、未硬化の液を餡子のように内側に残して固まってしまうケースがあります。表面上では固まったように見えても内側内部はドロドロ状態で活きていて、それは暫くの期間は固まらずに続くこともあるので注意が必要です。施工後は乾燥前に直ぐに蓋をするような行為はなるべくせず、完全に固まってから次の工程に進むのが基本中のキホンとも言えます。